
2021年4月入社
先輩が言っていた『感覚』。必死にやってたら掴めてきた。
未経験で入社、旋盤やマシニングを扱って素材から製品を製造しています。1年目は覚えることも多く必死でした。先輩から丁寧に教わっても腑に落ちない、その場では理解できないことも。例えば「感覚」という言葉。素材を削る際、機械の特定の場所に置き、ボルトやTレンチを使用して固定するのですが、その取り付け角度や締め加減を教わる時に言われた言葉です。ほんの少しの誤差で不良品が生まれる。だから非常に大事な「感覚」。ただこの感覚は言葉で説明しづらく、実際に数をこなさないとわからない。自分自身で締め加減の感覚を掴んでから、やっと先輩が言っていた「感覚」がわかるようになりました。
そして仕事にがむしゃらだった1年目に比べると、今は少しだけ周りを見る余裕ができました。当時は気にならなかった効率の良い機械の回し方も、最近は気をつけています。仕事をしていると、一人で2、3台の機械を回して製造することがあります。その時、使用する機械が同じでも機械を回す人が誰なのかによって、仕上がる品数に幅が出るんです。製品を機械に取り付ける時間も、前の機械が稼働している間に次の機械の準備に入る、その時間も人それぞれ。リズムを作るって言ったりするんですが、いかに無駄なく効率的に機械を回せるか。今の課題ですね。思った通りに上手くいくと嬉しい。その積み重ねを大事にしたいと思っています。